日本の和の文化、それは世界中で認められている伝統的な文化です。それは和菓子だったり、和服だったり、小物であったり・・・。そんな和の伝統をここでは簡単にご紹介したいと思います
襖 商品
今襖がある家庭もなかなか減っては来ていますが、たまにおばあちゃん家や実家に帰ると懐かしく感じてしまうのが和の雰囲気というものなのでしょう。和室を区切る襖は木の枠に木の骨が元となり、そこに紙を貼ったというシンプルな作りですが、このシンプルの中にも昔からのこだわりや様々な種類があるのです。もしご家庭に襖がある方は是非その取っ手部分を見てみてください。その部分を襖手と呼ぶのですが、その部分にも実に様々な種類があるのです。一般的に木製でできたもの、その木製に塗装を施したもの、銀製のもの、銅製のもの、鉄製のもの、最近ではアルミ製、ステンレス製、プラスチック製なんかも出てきています。形も柄も様々です。小さい部分さりげないこだわり、これが和の醍醐味と言っても良いのではないでしょうか。
- ラウンド・スケープの終点

- 大徳寺聚光院別院の襖絵、その内容を幾分かNHKで拝見し、強烈に惹き付けられて本書を購入。NYCで岩絵の具を配合し、キャンバスの前でジッと足を組んで、頬杖ついて、何ヶ月も考えた挙句に日本屈指の大寺院の襖絵として千住博が選んだテーマは、滝、砂漠、竜、水平線。そのスタンスは、実直以外の何物でもない。
この人は逃げず、曲げず、遊ばずに、真正面から美と向き合う、その様は苦行僧のよう。他のこの人の著作を読んでも感じたことだが、千住さんは駆け出しの美大生の様に人生無垢なシンプルな表現哲学で一身に筆を入れていく。でもだからこそ、ストレートな美をここまでストイックに追求できるのだろう。この人のつむじ曲りに賢くないところが清清しい。
これほど日本画的な日本画も珍しいというのが第一印象だが、かといって旧来の日本画と比較すると、むしろ彼のスタイルは洋風である。ハドソン・リバー派やモネのラウンドスケープや中国の水墨画などの表現哲学を大胆に取り入れたその方法論はまさにコスモポリタンで、ありきたりなオリエンタリズムを逸脱している。しかしじゃあどこの国の絵かと言われれば、間違いなく日本画なのである。つまり日本画の皮を剥いて、それを世界に曝け出したのだ。この人がいなかったら、自分は横山大観や川端玉章の魅力に開眼できなかったかもしれない。
千住博は語る、「自然は神の姿で、それを描くということは、すなわち神を描くことだ」。まさにf64やハドソン・リバーの表現哲学なのかもしれない。今更そういった地味な古典を再使用するその生真面目な情熱にエールを贈りたい。
ああァしかし、なんで辻仁成の短編が付属されているのかぁ...。短編としては、小説自体は悪くないのだが...、なんかやっぱ場違いというか、千住さんピンで発売するべきだったよね。それから小説の中に無理に、千住さんの絵のコンセプトを当てはめた感じが、ちょっと...、とにかくアレは不自然だよ。4つ☆にしようかと思ったが、辻のミステイクごときを飲み込んで、千住ワークがこの本の価値を高めているので、満点です。
千住博のNY写真集も良かったぞ(各ページの一言が名言ぞろい)!
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